TAの集い:レポート

23年度
レポート
掲載日2012.3.30

集い 「関西衣料管理士の集い」勉強会 開催:平成24年3月16日

日 時
平成24年3月16日(金) 18:30~20:00
テーマ
スポーツウェアの相談事例
講 師
株式会社ゴールドウィン
品質保証部 カスタマーサービスセンター 大場真知子氏
場 所
阪急ターミナルスクエア・17 ばらの間

〔概要〕
2011年の春夏から、節電対策用の涼しい衣料や花粉対策商品など、婦人服売場ではファッション性も追求した機能性素材の取扱いが急速に増えました。 そこで、機能性が重要な訴求点であるスポーツ衣料では、どんな相談事例が多いのかを学ぶため、株式会社ゴールドウィンでお客様相談窓口を担当されている大場さんをお招きし、お話を伺いました。
機能性をうたった商品では、透湿防水製品についての相談事例が多いとのことで、剥離、水漏れ、結露等の相談事例をご説明いただきました。また、ダウン製品の羽毛の吹き出しについて、参加者から複数の質問が出ました。特に、軽量化が進むダウン製品は、軽量である故に多少の吹き出しはやむを得ないのではないかと、吹き出しを抑えるのに難しさを感じました。

集い 「関東衣料管理士の集い」見学会およびセミナー平成24年3月15日(木)

・見学会:ライオン株式会社平井研究所
日 時
平成24年3月15日(木)14:30~17:00
集合時間
14:00(時間厳守)
集合場所
JR総武線 平井駅改札前
内 容
ライオン株式会社平井研究所の見学およびセミナー
江戸川区平井7-2-1  Tel 03-3432-2401
http://www.lion.co.jp/ja/company/establishment/12.htm
※JR総武線平井駅の改札を出て、左側に、歩いて12分程度です。
タクシーなら、ワンメーター。 R&D情報他  http://www.lion.co.jp/ja/company/rd/

第1部 新研究施設の見学会
製品技術の進化、近未来の生活を想定した技術、特徴を体感できるブース、生活者モニターを招き、製品や開発品を実際に使用し評価をする外部モニタールーム、環境対応施設、ビオトープによる屋上庭園、ファブリック研究所洗浄室などを見学します。

第2部 セミナー「最新の香り製品のトレンド・技術紹介」
製品に非常に重要な役目を演じている「香り」について、基礎から製品への応用、世相や香水のトレンドとの関係など、サンプルを嗅ぎながら平易に解説します。

第3部 セミナー「最新のファブリックケア製品のトレンド・技術紹介」
衣料品に関わりの深い最新のコンパクト洗剤や柔軟剤などについて、デモ実験を交えながら製品や技術のトレンドをご紹介します。
また、感性工学、生理心理学、脳科学的視点での研究についても解説します。

〔概要〕
ライオン(株)様のご協力をいただき、東京都江戸川区平井の新研究施設の見学と最新の香り製品・ファブリックケア製品のセミナーを開催いたしました。
研究所では日本における洗剤の歴史や、最新製品の実験などを見せていただき、セミナーでも香りに関するものでは香料の仕組みやトレンドの傾向をお話いただくだけではなく、実際の香料を嗅がせていただくことで体験型のセミナーとなりました。ファブリックケア製品のお話では液体洗剤が増加傾向にある理由や商品開発の裏側にある調査データなどを元に技術紹介をしていただきました。3部構成の盛りだくさんな体験型セミナーとなりました。

掲載日2011.12.19

集い 「関西衣料管理士の集い」勉強会 開催:平成23年11月11日

日 時
平成23年11月11日(金)17:00~19:00
テーマ
テレビショッピングの品質管理
講 師
ジュピターショップチャンネル株式会社
品質管理室 板倉正弥氏
場 所
阪急ターミナルスクエア・17 ゆりの間

〔概要〕
最も身近な買い物場所にもなっているテレビ通販番組。今回は、テレビ通販業界第1位のジュピターショップチャンネル様をお招きして、 「全アイテムの事前検査や審査をしてるのか?」「基準値は百貨店と比べてどうなのか?」など、私たちが抱いている疑問についてお話頂きました。
その特性から、全ての品番を把握し、データチェックをするので、データの納期が厳しいこと。また、基準に合わない商品はニーズに応えながらどうやって販売するかを考え、取扱い上の注意を「親切表示」として画面に大写しにし、扱いが難しいことを理解してもらって販売するといった、テレビショッピングならではの工夫もお聞かせ頂きました。 テレビショッピングで買い物したことのない人も、ショップチャンネルの利用頻度の高い人も興味津々で、活発な質問の出た楽しい勉強会でした。

掲載日2011.11.26

集い 「関東衣料管理士の集い」勉強会 開催:平成23年10月18日

日 時
平成23年10月18日(火) 15:30~18:00
テーマ
雑貨小物(服飾雑貨)類の品質管理について-不良品を作らないために
講 師
株式会社三陽商会
生産戦略事業部 クオリティコントロールDIV. 熊 谷 裕 子 氏
場 所
東京都自動車整備健保会館 中会議室

〔概要〕
10月18日に三陽商会の熊谷氏をお招きし、雑貨小物(服飾雑貨)類の品質管理について、お話し頂きました。
雑貨品と言っても、その種類は多岐にわたり、靴、バッグ、ネクタイ、帽子、アクセサリー等がそれに当たります。はじめに、それらの企画から納品までの間に、品質管理担当がどのように関わるか解説頂きました。
また検品に力を入れており、独自の検品システムをメーカーに導入させ、大きな成果を上げられており、それによって、メーカー側も雑貨品の品質について自信を持つきっかけとなった事例もあるようです。
生産工場とのコミュニケーションを密にとり、品質管理担当が収集した情報をフィードバッグして、今後の生産に生かしてもらう事や、縫製仕様等の禁止事項を作った時は、それに変わる代替案を出し、生産側との歩み寄りを大切にしておられる旨もご説明頂きました。
私達が取り扱う雑貨品が増え続けていく今、一企業の実例を交えて説明頂いた貴重な機会となり、熊谷氏の不良品を作らない為の真摯な姿勢と熱意がひしひしと伝わってくる講演でした。

掲載日2011.11.2

集い 「関東衣料管理士の集い」勉強会 開催:平成23年9月14日

日 時
平成23年9月14日(水) 18:30~20:00
テーマ
ファッション業界における知的所有権について
講 師
(株)オンワード樫山 生産本部 品質管理部 部長 山下隆氏
場 所
東京都自動車整備健保会館 中会議室

〔概要〕
今回はオンワード樫山の山下氏に、ファッション業界の知的財産に関わる法律や内容、またそれに伴うチェックポイントなどを実際の事例を交えながら分かり易く講演していただきました。
知的財産を保護する法律は、「特許法」「実用新案法」「意匠法」「商標法」「著作権法」「不正競争防止法」があり、それぞれによって保護対象が異なり、権利期間・登録に関わる審査の有無等が変わります。
美脚パンツの製造方法は特許法、ブランドロゴなどのトレードマークは商標法とそれぞれの知的財産がどの法律で保護されているのか、また「意匠法」と「不正競争防止法」の違いや、商品を企画・デザインする上で権利を侵害しない為のポイントなど実例を交えて解説していただきました。
ファッションに携わる上で、素材の染色や織物の特性などを学ぶ機会は多く有りますが、デザインの意匠権や特許など、知的財産と言われるものも商品の品質の一部であるという事を認識できる貴重な機会となりました。

掲載日2011.10.21

集い 3支部合同見学会 開催:平成23年8月26日

日 時
平成23年8月26日(金) 12:30~16:30
見学先
中村毛皮貿易(株)
エース(株)内の『世界のカバン博物館』

〔概要〕
毛皮の種類や性質及び加工方法などに付いてご説明を頂き、実際に各種毛皮に触れて、それぞれの特徴を確認する事が出来ました。
見学では、「原料の水張り、型紙に合わせて裁断、ドイツ製毛皮用ミシンでの縫製、仕上げ、検針」工程による毛皮の衿が仕上がるまでを見ることが出来ました。革の伸ばし加減や特殊ミシンでの縫製、アイロン温度の調整など特殊な技術が必要とされる事もよく理解できました。

浅草散策では、エース(株)内「世界のカバン博物館」を見学しました。

掲載日2011.8.4

集い 「関東衣料管理士の集い」 勉強会 開催:平成23年7月12日

日 時
平成23年7月12日(火) 18:30~20:30
テーマ
アパレル製品の修整について
講 師
株式会社桑原 技術部 課 長 後川 欣英 氏
場 所
東京都自動車整備健保会館 中会議室

〔概要〕
TA勉強会「アパレル製品の修整について」

平成23年7月12日(火)、「アパレル製品の修整について」というテーマで勉強会を開催いたしました。

「修整」とは、B品をA品に、C反をA反に…というように、生地やアパレル製品の傷や欠点を直し、「格上げ」して使用・販売可能な状態にする技術です。
もともとは、反物の糸抜けや傷などの修整業務を中心業務としていたそうですが、繊維産業の海外生産へのシフトに伴い、現在では製品の修整や特殊機能加工が主軸になっているそうです。

今回の講演では、欠点の修整方法についてのさまざまなケースを紹介・解説していただきました。 実際の修整事例写真や、熟練の技術を要する織物の「糸入れ」修整作業のビデオなど、豊富な映像資料や試験試料によって、より理解を深めることができました。
また、節電やクールビズなどで話題となっている「接触冷感加工」についても、実際の研究データに基づいて解説していただきました。

自分たちの業務と関わりの深い分野でありながら、これまでその内容に触れる機会が少なかった「修整」という業務とその技術の一端を知ることができ、とても有意義な勉強会になりました。

掲載日2011.8.4

集い 「関西衣料管理士の集い」見学会開催:平成23年7月7日

日 時
平成23年7月7日(木) 14:00~16:00
見学先
ツバメタオル株式会社/ダイワタオル協同組合

〔概要〕
 タオルの製造工程を学ぶため、ツバメタオル株式会社とダイワタオル協同組合を見学させて頂きました。

ツバメタオル様では、綿の性質からインドのオーガニックコットンのお話まで、先晒しタオルと後晒しタオル(泉州タオル)の特徴の違いなどを詳しくご説明いただいた後、工場内を見学しました。また、ダイワタオル様では、ツバメタオル様が取り組んでおられる、極力化学薬品を使用しない「有機精練加工」工程を見学しました。タオルを織るスピードに目が追いつかず、苦労しましたが、泉州タオルの良さを知ることが出来ました。 泉州タオルを愛する皆さんがじっくり時間を掛けて説明して下さり、予定時間を大幅に延長するアツイ見学会でした。