TAの集い:レポート

30年度
掲載日2018.10.3

集い「関西衣料管理士の集い」見学会

日 時
2018年7月20日木曜日 13:30~15:30
見学先
デサントアパレル株式会社
吉野工場 奈良県吉野郡大淀町福神3-31
テーマ
移転新工場の見学
講 師
デサントアパレル株式会社
 代表取締役社長 津村様
 取締役 吉野工場長 林 様
株式会社デサント
 R&Dセンター機能・品質開発課 清嶋 様

〔概 要〕
東京オリンピックまであと2年、高校野球の地方大会が行われる最中、スポーツアパレルの生産をされているデサントアパレル株式会社吉野工場の見学をさせていただきました。 様々な業界の国内工場が閉鎖されている昨今、吉野工場は新築移転をしたということで注目されました。
吉野工場ではアスレチック部門、スイム部門、機能ウェアなどを生産しており、中でもチームウェアのクイックレスポンスに対応できるのが特徴です。
製造はパターン作成、裁断縫製、検品出荷まで担われ、作業効率を高めるためにミシンや裁断機を開発特注もされています。今回の見学でも開発特注された裁断機が稼働しているところも見学でき、参加者からも驚きの声があがっていました。設置されているミシンも様々な種類が200台以上とある中、従業員の平均年齢は36.6歳ととても若いと思いますが縫製機械整備士などの有資格者もおられ、技術の伝承もしっかり行われていると感じました。
移転に伴い新たに刺繍の機械も導入され、さらに顧客満足、短納期を目指し進化され工場の持ち味を存分に発揮するという信念が感じられる工場でした。
パンパシフィック水泳でも記録が出ており、ウェアに関っていらっしゃると思うと選手の皆さんの活躍をサポートされている方々と交流が持て光栄に思いました。

掲載日2018.10.01

集い「関東衣料管理士の集い」勉強会

日 時
平成30年6月5日(火)18:30~20:30
テーマ
「獣毛について」
講 師
一般財団法人 ケケン試験認証センター
獣毛総合研究所 所長 丸茂征也氏 

〔概 要〕
 高級感があり保温性に富む獣毛は冬には欠かせない素材であること、主に毛皮に使用されているキツネやタヌキも近年は繊維製品にも使用されていることなどから、『獣毛について』というテーマで御講演頂きました。
 獣毛についての解説では「太さによる風合いの差」「整毛前後の状態」「アルパカの天然色」について実際に試料を見せて頂き、手で触れて確認することが出来たので理解が深まりました。また、キツネやタヌキは毛皮の副産物とのことでした。
更に、砂漠化、放牧の後継者不足、飼育頭数制限からカシミヤ山羊の大型化が行われており、それに伴い繊度が太くなってきていること、繊度が太くなったことでベビーアルパカの需要が出てきたことなど、原料産地の現状についても詳しくご説明頂きました。
 獣毛の混用率試験については、各段階での混用率試験の必要性、混用率試験には光学顕微鏡法、走査電子顕微鏡法、DNA分析法、質量分析によるタンパク分析の方法があり、その内の以前から行われている光学顕微鏡法とその他の試験を組み合わせる事でより精度が上がること、混血種を見極めることの難しさなど、実際に体験されているからこそというお話をうかがうことが出来ました。  今回は毛を採取している動物の現状から、表示、鑑定方法など多岐にわたってお話しをうかがうことが出来、とても有意義な勉強会となりました。

掲載日2018.6.4

集い「関東衣料管理士の集い」勉強会

日 時
平成30年5月9日(水) 18:30~20:30
場 所
南部労政会館 第5会議室
テーマ
アパレルの品質管理
講 師
株式会社バロックジャパンリミテッド 生産本部 品質管理部 部長 浜崎 正雄氏

〔概 要〕
 今回は多岐に渡るブランド・商品を展開されている㈱バロックジャパンリミテッドでの品質管理について講演していただきました。
 2011年以降、品質管理をより厳格にするためのマニュアル化を行い、納期、コストを優先しがちなアパレル業界の中で品質管理の目的を明確にし、年間15,000品番程の全ての商品を品質管理部の5名で徹底した安全・品質管理に取り組まれています。
 事前試験率は100%、徹底した安全・品質管理を行う為に仕入先登録制度を設ける事で、納入前の全量検品での初回不良率及び店舗不良率の年間目標を達成されているそうです。
 針管理についても、社内での針の使用は技術課(パタンナー)のみ使用許可し、シルクピンであってもその日に使用した数量と戻した数量を一致させており、店頭での裾上げ等にはクリップを使用し、店頭に一切の針を持ち込まない、また、納入前検針は2回行うという管理方法を採用されています。
 私達消費者が安心して購入できる商品を世の中に出す為の並々ならぬ企業努力と徹底した品質管理をされていることに敬服いたしました。参加者の方々からも多くの質問があがり、ひとつひとつ丁寧に回答いただき、とても有意義な勉強会になりました。

掲載日2018.6.4

集い「関西衣料管理士の集い」勉強会

日 時
2018年4月24日火曜日 18:30~20:00
会 場
関西大学 梅田キャンパス 7F
テーマ
上手な洗濯で快適生活
講 師
ライオン株式会社
快適生活研究所 副主席研究員 お洗濯マイスター 山縣 義文 様

〔概 要〕
 今回はメディアにも登場されているお洗濯マイスター山縣さんに、実験を交えてご講義いただきました。
 洗剤成分についての実験では浸透・乳化・分散・再付着防止作用についてとてもわかりやすく教えていただきました。
 一昨年に洗濯については取扱表示が変わり、消費者の混乱が起きるのではないかというアパレル業界の懸念がありました。
 それについて企業アンケートをとっておられ、結果の一部を聞き、唖然としました。取扱表示を理解しているのは消費者の1割にも満たないということです。 それにもかかわらず大きな混乱や事故の発生につながっていない現状を思うと、複雑な気分です。
 また洗濯の目的である汚れをしっかり落とすコツについて、目からうろこの実験を見せていただきました。諦めていた経年の黄ばみや油性ペンのインク汚れ、襟袖の皮脂よごれなどコツをつかんで翌シーズンの着用まで箪笥に仕舞い込む前に綺麗にお洗濯しておきたいものです。